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逆スローシンクロ@μ-Girl撮影会(2007/09/01)

金城真央さん川口夏未さんと夏未さんの妹さんの有紗さんが出られるのでいってきました>μ-Girl撮影会

いつものように楽しかったですね~。モデルの皆さん親切だし、居心地のいい撮影会でした。
モデルの皆さん、スタッフの方、参加された方、お疲れ様でした。僕にしては珍しく(というか初めてなんですが(汗))PIVIの写真にサインをお願いしたら、快く応じていただけました。ありがとう!
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今回も10:20-16:45までの4部通しでいってきました。撮影時間中はカメラを抱えてずーっとたってたので、いい運動になりましたね~(笑)。短時間ですとレンズを少し変えるのとピンの正確さを出すだけであっという間に終わってしまうのですが、4部通しで時間があるといろいろ撮影技法で実験ができて楽しかったです。



さて、表題のとおり逆スローシンクロです(僕の造語ですが)<-ちょっと文章を修正しました。

スローシンクロは夜景などでストロボを当てた後、背景の露出を補正するためシャッター速度を遅くします。
で、この逆、日中にストロボを当てた後SSを早くして露光量をさげるとどうなるか。つまり背景との輝度差を増幅させる方法を行っています。そうすると輝度の落ちた背景から人物が飛び出てくるような効果が得られるのではないかと思いまして・・。これは写真家の魚住誠一さんが日中シンクロでされてますね。

で、金城真央さんで撮ってみました

具体的には
1)ストロボ調光で適正露出
2)露出補正でアンダーにふる
ということをやっています。かなり偶然性が高いのでちょっとわくわく感があります。

それならフォトショで人物にレイヤーマスクをかけトーンカーブで背景の輝度を落とせばってことはいいっこなしで(爆)。

僕はフラッシュ撮影時に影のコントラストがつくのがいやなのでサンパックのディフューザーを使って外部ストロボをブランケットに取り付けて撮影しています。これだと約2EV落ちるので調光補正のほうで2EVゲイン(ディフューザーにさえぎられるので光量が落ちるんです)。
露出補正は-2~-2.5EVとしています。さすがに絞り優先の露出補正では-2.5EV落とせませんのでマニュアル露出で絞りを固定し、シャッター速度で露出を決定して輝度を落としています。ポトレですと絞りはすでに撮影のイメージがあるのでとりあえず固定できますのであとはシャッター速度で露出が決定になりますが、α-100はマニュアルでもAEとの露出比較ができますので、大体-2EVのシャッター速度をチェック。で、この倍の速度が-3.0EVのシャッター速度なので-2.0EVのシャッター速度間で調整しています。たとえば-2.0EV(2段落ち)の時のシャッター速度が1/500秒とするとその半分の時間(倍の速度)である1/1000秒が-3.0EV(3段落ち)になります。ですのでこの中間の値(正確には半段は1/2の1/2乗=1/SQRT(2)ですので速度としては約1.4倍 この場合1/700秒ですね)を用いると概ね-2.5EV程度になります。

α-100でこの操作をやるには事前に、Menuでコントロールダイアルをシャッター速度に割り付けておくと軽快にできます。また、-2.0EV程度で絞り優先でこれを行う場合、絶対忘れてはならないのがMenuで露出補正のところを「定常光のみ」としておくことです。デフォルトではフラッシュの光量を含めて調整してしまいますので。

ホントは後ろが抜けるバックがいいんですけどね。人物と背景が近いとどうしてもフラッシュの光が背景に届くので暗く落ちきらないですし。僕は可能な限り背景と離れてもらってこれをやっていました。

屋外のロケで一度青空ぬきでこれをやってみたいですね~
by ttx2ttx | 2007-09-02 12:14 | ポートレート
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